Month: March 2017

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ウドワルタナ

(パウダートリートメント)/UDWARTANA (ウドワルタナ・パウダートリートメント) ウドワルタナは複数の薬草の粉(パウダー)とオイルを用いたパウダー・トリートメントです。 パウダーとオイルの摩擦により、肌の表面の角質が取れ、皮膚の新陳代謝を促し、毛穴を開いて老廃物を排出させる働きがあります。またウドワルタナは、皮下脂肪を低減させ、病気や産後などで弱った筋肉を引き締める効果も期待できるとされています。薬草やハーブのパウダーを使用するウドワルタナでは、ゴマ油ベース等のオイルを併せて使用することで、過度の乾燥や摩擦によって肌を傷めないようにしています。 ハーブのパウダーが毛穴を開き、血管内の閉塞を取り除いて、細胞組織内の熱を高め、脂肪の代謝を刺激しながらハーブやオイルの成分を肌に浸透させていきます。 ピリチリ(全身滴油トリートメント)/PIZHICHIL Copyright | Kerala Tourism(ピリチリ・全身滴油トリートメント) インドではマハラジャのトリートメントと言われる程の高価な薬草オイルを大量に使用するトリートメントです。全身にとめどなくオイルを垂らし続けるトリートメントで、2名以上の施術者により、手や綿布を使用して、通常でも2~3リットル、多い時には20リットルもの薬草オイルを継続して流していきます。通常は、5~10日間かけて行われる施術で、オイル風呂とも言われています。身体全体に対するダーラともいわれる「ピリチリ」は、アーユルヴェーダにおいてはリウマチや関節炎、不眠症やうつ、神経衰弱、高血圧や四肢の衰弱、筋肉の痛みや痙攣、ヴァータの不均衡による体調不良などに効果があるとされています。 アーユルヴェーダ医療では、施術を受ける人の状態によって、シロダーラと組み合わせて行うことも少なくありません。

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カティバスティ・カティヴァスティ

(オイル浸透法)/KATI VASTI (カティバスティ・オイル浸透法) 腰の上に小麦粉を練ったもので「土手」を作り、アーユルヴェーダのハーブエキスやオイルを注いで浸透させ、腰を芯から温めていきます。 「カティ」とは「腰」を意味し、 「バスティ(ヴァスティ)」は「一箇所に留める」「溜める」の意味があります。アーユルヴェーダでは、腰の痛みや痺れなどに有効であるとされています。アーユルヴェーダにおいて痛みはヴァータが増大する影響によるものと考えられていますが、そのためカティバスティはヴァータの主要な部位である背骨の腰椎仙骨の領域を中心に行われます。 施術を受ける人は、顔を横にしてベッドに俯せになり、注ぎ込むオイルが漏れないよう小麦粉を練って土手を作り、オイルがゆっくりと注がれます。注がれたオイルが浸透するよう30分程おかれますが、その間、オイルが冷やされてしまう場合はガーゼ等で吸い取りながら、再度加熱して加えられていきます。 アーユルヴェーダ・トリートメント/AYURVEDA TREATMENT カティバスティは腰に対するアーユルヴェーダの施術ですが、「一箇所に留める」「溜める」の意味を持つ「バスティ」は、腰以外にも首・肩・ひざなどにも行うことが出来ます。首や肩は「グリーヴァバスティ」、ひざの場合は「ジャヌバスティ」、頭を重点に行うものでは「シロバスティ」などがあります。 シロバスティの場合は、施術を受ける人は椅子に座り、頭部に筒状の帽子を用意して、その中に薬用オイルを注いでいきます。

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キリ

(ハーブボール温熱法)のご紹介/KIZHI (キリ・ハーブボール温熱法) キリは南インドのマラヤラム語で「(ひとまとめに)束ねる」という意味ですが、アーユルヴェーダの施術「キリ」も、その名の通り、処方に応じてハーブパウダーや薬草(葉)・施術用の特別な米を綿布で包んで(束ねて)作ったハーブボールを用いたトリートメントです。ハーブボールは、薬草を煮詰めた煎じ薬や牛乳を沸騰させたもので加熱し、熱いハーブボールで成分を全身に塗布していきます。アーユルヴェーダ療法としてのキリは、発汗を促し、肌の新陳代謝を活性化させることを目的とし、腫れや関節炎、関節痛などに効果的であるとされています。キリは肌の新陳代謝を活性化させることから、アンチエイジングの効果も期待できると考えられています。 施術は、まず全身にオイルを塗布し軽くマッサージを行うことから始まり、施術を受ける人は木製のテーブルの上で身体を横にして横たわります。顔と頭を除いた全身に、煮詰めた煎じ薬や牛乳のエキスを繰り返し塗布し、ハーブボールに染み込ませたエキスが無くなるまで行われます。 アーユルヴェーダ・トリートメント/AYURVEDA TREATMENT キリにはいくつかの種類があり、ハーブパウダーやハーブの葉を使用したエラ・キリや、ハーブパウダーを綿布の代わりにハーブの葉で縛って行うポディ・キリ、ボディアーユルヴェーダ療法専用の赤いお米「ナヴァラ・ライス」を用いたナヴァラ・キリ等があります。ナヴァラキリは、ハーブボールに数種類のハーブとナヴァラ・ライスを包んだものを、牛乳や煎じ薬で煮込んで十分に加熱します。ハーブボールで全身にエキスを塗布した後、マルマ・ポイントを中心として施術を行っていきます。

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シロダーラ

(頭部滴油法)のご紹介/SIRODHARA (シロダーラ・頭部滴油法) シロダーラは、額の上に薬用オイルやミルクといった液体を静かに注ぐ、アーユルヴェーダにおけるパンチャカルマ療法のひとつです。その名前の由来も、その療法の内容の通り、サンスクリット語の「シロ(頭)」「ダラ(流れる)」から来ています。シロダーラで用いられる液体は、個人の体質や体調によって、薬用オイル、ミルク、バターミルク、ココナッツ水、あるいは普通の水など、様々です。 施術を受ける人は、シロダーラ施術用に特別に作られたテーブルの上に横たわり、頭が置かれている位置の上に、薬用オイルやミルク等の液体が入れられたシロダーラ・ポットが吊り下げられます。シロダーラ・ポットは、オイルを滴らせるための芯の先が額の上から5cm程の高さになるように置かれ、ポットに開けられた小さな穴から芯を通ってオイルが静かに糸のように額に流されます。滴り落ちたオイルは、シロダーラ・テーブルから集められて再びポットに注がれ、これを繰り返します。シロダーラは通常、60~90分かけて行われ、施術後も数時間は静かに休息することを勧められます。 アーユルヴェーダ医療において、シロダーラは、不眠症や神経障害、眼・鼻・耳の様々な炎症疾患、頭・首・肩の痛みの軽減などに効果が期待できるとされています。 アーユルヴェーダ・トリートメント/AYURVEDA TREATMENT 日本においてシロダーラはオイルをただ額の一箇所に垂らし続けるように思われがちですが、実際には、額全体に万遍なくオイルを行き渡らせるよう、シロダーラ・ポットを揺らしながら行われることも少なくありません。 インドでは額に「第3の目」があるとされ、シロダーラによって額を刺激することで、精神を明瞭な状態に導くと同時に、潜在意識へ働きかけ、心の奥底の不安やストレスを解放することが出来ると考えられています。 オイルを用いたシロダーラにおいては、一般的に、ヴァータ体質はゴマ油、ピッタ体質はヒマワリ油あるいはココナッツ油、カファ体質はギー等がベースとして使われることがよいと言われています。 この他にも、牛の新鮮なミルク、またこれにサンダルウッドやベチバー、ショウガ、アロエなどを調合したものを用いるものや(ミルクダーラ)、バターミルク、あるいはこれにミルクダーラ同様にサンダルウッドやベチバー、甘草などを調合したものを用いるもの(バターミルクダーラ)、ココナッツ水などがあります。

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アヴィヤンガ

(全身オイルマッサージ)のご紹介/ABHYANGA (アヴィヤンガ・全身オイルトリートメント) アヴィヤンガは、アーユルヴェーダの施術のひとつで、全身に温かい大量の薬用オイルを塗布し、浸透させるトリートメントです。薬用オイルには、個人の体質や体調に合わせて調合されるハーブが用いられます。 本来のアヴィヤンガは、パンチャカルマの前処置として行われ、新陳代謝を活性化させ、身体の老廃物や不純物の排出を促す施術です。パンチャカルマで行われるアヴィヤンガは2名上の施術者によって、身体の両側面から同時に行っていくことが多いですが、個人でのセルフケアやその補足的なボディケアとして1名で行うこともできます。 オイルのベースとして使用される油の種類は、季節や個人の体質(ドーシャによって異なります)によりますが、一般的にはゴマ油やココナツ油、ヒマワリ油、マスタード、アーモンドなどが使われます。尚、日常家庭で行われる個人でのセルフケアにおけるアヴィヤンガなどでは、ベース・オイルのみの使用でもよいとされています。 アーユルヴェーダ・トリートメント/AYURVEDA TREATMENT 「アヴィヤンガ」は、サンスクリット語でアビヤーサ(繰り返す)と アンガ(手・足)を合わせた言葉で「滑らかなもの(手)で繰り返し擦る」「愛のこもった滑らかな手」等の意味があるとされます。 アヴィヤンガは基本的には全身へのオイルマッサージをいいますが、温めたハーブオイルを頭頂部に垂らして行うシロアヴィヤンガや、足裏やふくらはぎをケアを行うパーダアヴィヤンガなど、身体における各部位の状態に合わせて、様々な種類のトリートメントがあります。

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ヨガについて

(インド伝統思想から生まれた心身の制御法)/ABOUT YOGA (ヨガについて・心身の制御法) 現在の日本国内において目にするヨガは、欧米諸国にてダイエット・プログラムとしてフィットネスクラブ等に取り入れられた、健康ヨガとしてのスタイルの影響を受けているケースが少なくありません。しかしながらインド伝統思想に基づくヨガの本質は、単にエクササイズや健康的なポーズを取るだけというものではなく、身体はもちろん、自分自身の内面にも向き合いながら、人としての生を見つめ直すことを目的とする心身の修養法とされています。ヨガ(Yoga)の言葉の語源として「馬を御するように心身を制御する」という意味から来ているという説もあるようですが、確かにヨガはその言葉の通り、心身の在り様を制御することが目的としてあります。 しかし、インドにおける古典ヨガの説くところは、個々人の心身の修養を大切にしながらもそれにとどまるものではなく、インド伝統思想に基づくヨガに取り組む人々が増えることによって、より自然の在り様に近い、心身が幸福に満ちた人生を送ることが出来る社会への、あるいは世界への想いが込められていると考えられています。 多くの先人たちの世界を想う気持ちの込められたヨガの「智慧」を、健康法としてのみならずそれが説く精神も含めて、本質的な意味での「健康でより幸せな毎日」を過ごせるよう、日々の生活の中に取り入れることが薦められます。 古典ヨガの思想/CLASSICAL YOGA ヨガにはいくつかの流派がありますが、その中でも「古典ヨガ」と「ハタヨガ」は代表的なものとしてあげられます。 古典ヨガの思想的な基本は、インド哲学の学派のひとつ「サーンキヤ哲学」によるところが大きく、古典ヨガを理論的に支えるものとされています。その一方、古典のヨガの具体的な方法論としては、インドの聖人パタンジャリ(紀元前2世紀頃)による「ヨガ・スートラ」という経典に収められ、「八支則」と呼ばれる8つのステップが設けられています。この「八支則」はサンスクリット語で「アシュタンガ」とも呼ばれ、アシュタンガ・ヨガ(1960~1970年代)等をはじめ、多くのヨガ・スタイルに大きな影響を与えています。ヨガの八支則は、「8つの守るべき規則」とも「サマーディ(※三昧、自己実現)に到達するための8つの道筋」ともいわれます。 (ヨガの八支則)1. 禁戒(ヤマ)・・・基本的な社会的な規範であり、ヨガ修行者として心得。 →不殺生、不盗、正直、無所得、不淫行の五戒を説いています。 2. 勧戒(ニヤマ)・・・実際のヨガの修行を行う段階での心得。 →(1) 心身を清潔に保ち、浄化を行うこと。 →(2) 足るを知り、生活において最低限度のものしか求めないこと。 →(3) 苦行を行うこと。 →(4) 教典の読誦。 →(5) 古くからの伝統的な神、人格神への祈念。 3. 座法(アーサナ)・・・実質的なヨガの座法。 4. 調息(プラーナヤーマ)・・・呼吸法、プラーナ(生気)のコントロール。 5. 制感(ブラティヤーハーラ)・・・5つの感覚器官の制御。 6. 凝念(ダーラナー)・・・精神を集中させて、不動心の修養。 7. 静慮(ディヤーナ)・・・精神の集中を維持、瞑想の修養。 8. 三昧(サマーディ)・・・精神の調和、自己実現。 これらヨガの「八支則」を踏まえた、「ヨガ・スートラ」を基に行われる本格的なヨガを「ラージャ・ヨガ(Raja Yoga)」といわれます。「ラージャ」とは「王」の意味であり、ラージャ・ヨガは「マハー(偉大なる)・ヨガ」とも呼ばれます。

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「ヨガの身体五層論(5つの鞘)・身体と心の捉え方」

ガネーシャ ブラフ・ヤヨイさん – 第1回 – (テキスト・写真|ガネーシャ ブラフ・ヤヨイさん)皆様は、ご自分の身体や心をどのように捉えていますか? 心身の捉え方は、私たちの価値観や生活スタイルを規定する要素となります。 例えば、脳死や臓器移植などに対する見解は、個人や社会全体の心身の捉え方に左右されます。また社会的な問題だけでなく、 私たちの労働時間や食事など生活スタイル全般に影響を及ぼしています。 心身観は、人間存在のあり方でもあり、古くから哲学のメインテーマの一つでした。 デカルトの心身二元論や、道元の心身一如の思想など、世界中に様々な思想があり、現在も議論は続けられています。最近は脳科学を基礎に、心と身体というよりは、心と脳の問題として考察されることも多いようです。 今回のコラムでは、ヨガやアーユルヴェーダにおける心身の捉え方について書きたいと思います。 ・  ・  ・ ヨガやアーユルヴェーダの礎となるインド思想にも、いくつもの身体の考え方がありますが、今回は、その中の一つ「タイッテリーヤ・ウパニシャッド」に記されている人間五層説(パンチャ・コーシャ)について書きます。 五層説では、人間の存在は5つの層で構成されていると考えます。5つの層は、タマネギのように内側から順に重なっているイメージです。 一番外側の層は、肉体を表しています。物質を粒の集まりと考えると、目に見える物質を構成する粒は最も大きく粗大なものとして捉えられます。層が内側に向かうほど粗大から微細になります。 一番外側の層である「アンナマヤ・コーシャ(食物鞘)」は、私たちが触り見ることのできる肉体のことです。食物によって維持されている人間存在の基礎となる部分で、食べているものの影響が多大です。 食物鞘を整えるには、トリドーシャ(Vata・Pitta・Kapha)のバランスをとり維持することが大切です。また、一つ内側の層を流れる気の乱れの影響を受けます。 外側から2番目の層、「プラーナマヤ・コーシャ(生気鞘)」は、生気(プラーナ)より構成されるエネルギー体です。 プラーナは五気あるといわれ、それぞれが生命エネルギーを動かしたり排出の働きを行ったりしています。 新鮮なプラーナを取り入れ、流れを整えることで、生命力(オージャス)が高まります。またこの層は、食物鞘と意思鞘の影響を受けたり与えたりする層で、心と肉体の架け橋とも言われます。 その内側には「マノマヤ・コーシャ(意思鞘)」という、感情や心に関わる層があります。 心のエネルギーを司り、外からの刺激や出来事に反応して表出する感情の層で、感情をコントロールしなくては、振り回され乱れてしまいます。 その内側に位置する「ヴィジュナーナマヤ・コーシャ(理知鞘)」では、物事を意識と統合して判断します。 感情の基準を決定し判断する知性の層です。この知性の層が乱れていると、正しい思考と行動の選択を行うことができません。 アーユルヴェーダでは、「知性の過ちが病気の最大の原因」と考えます。 中心の核となる層「アーナンダマヤ・コーシャ(歓喜鞘)」は、歓喜に満ちています。 人間の本質は、純粋で幸福感に満ちているそうです。この歓喜鞘が、宇宙・生命全体の根源とつながる真我を包んでいるといわれます。 五層説によると、私たちは幸福に満ちた層を包み込むように五層が重なって宇宙に存在しています。純粋なエネルギーを取り入れながら、それぞれの層を健やかにしバランスを整えることで、存在の芯となる部分が幸福で満たされるのです。 五層は互いに影響し合うため、どの層のバランスが崩れていても全体が崩れてしまいます。 この5つの層を全体的に見て調和をとり、より健康で幸せな生活に導く教えがヨガやアーユルヴェーダです。 ヨガやアーユルヴェーダは、それぞれの層を健やかにし調和をとるための具体的な方法(食事・生活習慣・自然との調和など)を教えてくれています。無理なく生活に取り入れることのできるものもたくさんあります。 ヨガやアーユルヴェーダの智慧を活かして、より健康に幸せになりましょう!! ブラフ・ヤヨイ (ガネーシャ ~ヨガ & アーユルヴェーダ~)http://www.ayurveda-ganesha.jp/

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「“呼吸法”・“瞑想”のすすめ」

yoga bijaヨーガ教室 クボサチコさん – 第1回 – (テキスト・写真|yoga bijaヨーガ教室 クボサチコさん)ヨーガやアーユルヴェーダでは、精神の健康を保つために呼吸法や瞑想を行うことをすすめています。 普段の生活の中で、呼吸を意識することは少ないと思いますが、意識してみると感情と呼吸が深く関わっているのに気づきます。呼吸は、怒りや緊張した状態では浅く、速くなりがちで胸式呼吸に、リラックスしている時は、お腹がゆったり動く腹式呼吸になっています。普段から深い呼吸を心がけることはとても大切です。 また1日の終わりに、その日に溜まってしまった心の疲労を解消するため、呼吸法を行うことは、精神のバランスを整えるのに役立ちます。最初は簡単な深く長い深呼吸を数回行ってみることから始め、慣れてきたら呼吸法や瞑想へつなげるとよいと思います。 ※アーユルヴェーダでは、未消化物を「アーマ」とよび、体にたまるボティリアーマと、心にたまるメンタルアーマがあり、呼吸、ヨーガ、瞑想はメンタルアーマを取り除くのに役立ちと考えられています。 (呼吸法の紹介) 「スカ・プールヴァカ」心地の良い呼吸法、片鼻呼吸法などと呼ばれる呼吸法です。片鼻ずつ呼吸をすることで、精神のバランスが整い集中力が増します。 1. 足は楽に座り(あぐら、安楽座)背筋をまっすぐにすることを意識し、肩の力や余分な緊張はほどいておく。 2. 利き手の人差し指、中指を伸ばし眉間にあて、親指で小鼻を押さえ片側の鼻をふさぐ。 3. 反対側の鼻で吐いたら、そのまま息を吸う。 4. 吸いきったら薬指で小鼻を押さえ息を止め、うつむいてあごを咽元に近づけ、お臍の下(丹田)を引き寄せ、絵陰部を硬くする。 5. 苦しくなる手前で顔を上げ、親指を離し、息を吐き、そのまま息を吸う。 6. 吸いきったら、親指を閉じ息を止め、うつむいてあごを咽元に近づけ、お臍の下(丹田)を引き寄せ、肛門付近を硬くする(「4」と同じ)。 7. 苦しくなる手前で顔を上げ、薬指を鼻から離し息を吐く。 ここまでが1サイクルで、「3」に戻って何度か繰り返します。 yoga bijaヨーガ教室 クボサチコ 【yoga bijaヨーガ教室/わこう助産院ヨーガ教室のご案内】 ハタヨーガをベースに、一般、マタニティヨーガ、産後ヨーガ、ベビーヨーガなどのクラスをおこなっております。アーユルヴェーダに関しても、アーユルヴェーダ入門講座等を不定期に開催しています。自分のからだを見つめるヨーガの時間を定期的に持つことは、心と体のメンテナンスとなり、気持ちのよい感覚を得られると思います。ご興味を持たれた今がやってみる良いタイミングです。是非お気軽にお問合せください! (ホームページ・Facebook)http://yogabija.main.jp/https://www.facebook.com/pages/Yoga-bija/359857020733069 (講師紹介/クボサチコ)・BlissBabyYoga認定講師・AshtangaYoga指導者養成講座45終了・AyurvedaAdviser JAPA認定

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「頭を大切にしましょう」

アーユルビューティ 長尾理恵さん – 第1回 – (テキスト・写真|アーユルビューティ 長尾理恵さん)「頭には神が宿る」 はるか昔から、インドではそう言い伝えられています。 アーユルヴェーダは、「頭」を大切にしています。そのため、実に様々な頭へのアプローチがあります。 ・薬草オイルを頭部へ塗布する(シロービヤンガ)。・薬草オイルを脳に垂らす(シロダーラ)。・薬草ミルクを脳に垂らす(クシラダーラ)。・頭部の薬草オイルバス(シローバスティ)。・湿布(ピチュ)。・頭皮のパック(シロレーパー)。・Etc.. ヘッドマッサージやシロダーラは有名ですね。 【健康な頭皮とは?】 健康な頭皮は、弾力があって青白く透き通った色をしています。 小さい子供の頭皮を見ると、完全に健康な頭皮を見ることができます。 マルコメ味噌のコマーシャル、見たことありますか?坊主頭のマルコメ君の頭、かなり青白いですね(笑)。 私は仕事柄、多くの方の頭皮を触ります。 ・ガチガチに硬い。・ブヨブヨしている。・脂っぽい。・乾燥。・温かい。・冷えている。・赤みがかっている。・茶色い。・白髪や抜け毛が多い。 思いつくままに特徴を列挙してみましたが、これらの特徴は、頭皮が悲鳴を上げているのかもしれません。 今日は、健康な頭皮を手に入れるために、毎日の生活に取り入れることが出来るアイディアをお届けします。 【日傘を活用しましょう】 アーユルヴェーダのドクターは、「日傘は、邪悪なものから頭を守ります。魔除けの効果がある。」と断言していました。古典(チャラカサンヒター)には以下のように書かれています。 「日傘は、自然災害を避け、体力をまし、身を守り、体を覆い、快適になる。太陽や光や風、ほこり、雨を遮ることができる。」 【頭に塗布しているものを見直しましょう】 シャンプー、リンス、カラーリング、パーマ剤、はたまた育毛剤など、頭皮に直接塗布しているものを見直してみませんか?大切な頭のために、できるだけ自然なものを選択しましょう。 【頭に油を塗布(シロービヤンガ)しましょう】 用意するものは、たった一つ。 「白ゴマオイル」 白ゴマ油の量は、大さじ一杯くらいでOKです。 頭がガッチガチ!たっぷりオイルを使いたいという方は増やしてくださいね。 オイルは少し温めた方が気持ち良いです。 はじめにオイルを頭頂に置き、全体にまんべんなく刷り込みながら塗布します。 生え際は、丁寧にマッサージしましょう。 耳の全体にもオイルを塗布しましょう。 顔や首、肩、デコルテまでオイルを塗布すると最高です。(私は、耳の穴、鼻の穴、口の中までオイルを塗ります!) 古典にもその効果が書かれています。 「毎日頭部に油を塗ると、頭痛や円形脱毛症、白髪、抜け毛で苦しむことはない。ゴマ油を規則的に頭部に塗ると、とくに頭蓋骨の強さが増す。毛神はしっかりと根ざし、長くて黒くなる。感覚器官が適切に働き、顔は好ましく輝き、静かな眠りと幸福を得るようになる。」 この効果はすぐに実感いただけるでしょう。 シロービヤンガを毎日の生活に取り入れると、表情や肌艶がパッと明るくなり、一層幸せを感じることができるようになります。 最もおススメの時間は「朝」です。朝は浄化の時間です。是非、少し早く起きてシロービヤンガを行ってみてください。キラキラ輝く一日が待っています。 アーユルビューティ 長尾理恵 (アーユルヴェーダ専門サロンAyurBeauty「アーユルビューティ」)http://www.ayur-beauty.com/